コルクについて
軽量で柔軟性があり、断熱性・吸音・遮音性・耐水・耐油性に優れ適度な弾性があり、手に取ったときの感触が心地よいのが特徴。
また、コルクに含まれる成分による抗菌効果もあるようでカビなどの発生も抑えられるようです。
釣行中は常に触れているグリップ、使用頻度が高ければより自然と黒ずんでいきます。
その原因は皮脂や手垢などによるものだと思います。
作業手順と注意点
簡易的な手入れとしてはウェットティッシュで拭きあげるだけでもキレイになります。
ぬるま湯や中性洗剤を使って洗う方法もあるようですが、その場合はしっかり洗剤を洗い流して水気を取り陰干しをします。
今回はウェットティッシュで拭き上げだけでもかなりキレイになりました。
キレイになったコルクの目抜けたところにパテ処理
※ここからの作業は全て自己責任でお願いします。
パテ処理をしていく前に予め装飾リングやブランクスなどにキズが付かないようマスキングテープで保護しておきます。
また、サンドペーパーを使用する時は部分的に集中して研いでしまうとグリップの型が崩れてしまうので、グリップの全体を確認しながら作業するとトラブル回避できると思います。
今回はそこまで酷い黒ズミになってないので、ウェットティッシュのみで済ませています。
目抜けしてしまった箇所にコルクパテを使って埋めていきます。
因みに色はラワンとタモ白と2色ありましたがタモ白を選びました。
パテ乾燥は念のため、1日置いてから次の研磨作業に入ります。
(理由はしっかり乾燥していないとサンドペーパーの目詰まりの原因になるから)
パテの乾燥を待って#240番程度のサンドペーパーでパテを研いでいきます。
#240番で研いでいくとコルクに少しベタつきが出てきますが、仕上げに#320番のサンドペーパーをコルク全体に軽くあてて、仕上げます。
240番で研いだ時のベタつきも気にならなくなりました。
この時も部分的に研ぎ過ぎないように注意して作業します。
今回、パテ処理した箇所が多かったので、時間短縮したく粗削りで#240番を使用し、コルクの表面を整えるのに#320番で仕上げました。
コルクの触った質感にあわせて仕上げるペーパーの番手は決めてください。
因みに今回、木工用サンドペーパーの#240と#320番を使用しました。
パテ処理した部分、#320番でコルク全体を研ぎ終えたら最後にマスキングテープを剥がして完成です。
目抜けの穴が深く1回で埋まりきらない時は一度、乾燥させてから2回目のパテを塗るようにしてください。
準備するもの
- 補修用コルクパテ
- マスキングテープ
- サンドペーパー
- ウェットティッシュ